ネット銀行もいろいろ策をだしますが、まだまだネットは無法地帯。セキュリティ対策は、どこまで行っても追いかけっこです。
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使い捨てパスワード、大手銀行相次ぎ導入 ネット犯罪対策強化
4月9日8時32分配信 (フジサンケイビジネスアイより引用)
知らない間にパソコンに入り込みパスワードを盗む「スパイウエア」、偽のホームページに誘い込み不正に個人情報を盗み出す「フィッシング詐欺」…。巧妙化するインターネット犯罪に対し、
ネットバンキングを展開する大手銀行が、使い捨てパスワードや特定の条件下では本人の追加認証を求めるなど対策強化に乗り出した。
三菱東京UFJ銀行は昨年から、1000人以上の
ネットバンキングの顧客を対象に、使い捨てパスワードの利用を始めたほか、みずほ銀行も同パスワードを来春に全面導入する。
パスワード生成器を顧客に配布し、そこに表示された数字を入力しなければアクセスできない仕組み。仮に入力した番号を盗まれても、毎回違うパスワードのため被害を防げる。
使い捨てパスワードで先行したのは三井住友銀行。昨年2月、大手銀行として初めて導入した。生成器が1分ごとに表示する6けたの暗証番号を取引時に入力する。すでに「利用者は約4万人」(斉藤康彦ネットバンキンググループ長)に達し、被害防止に効果を発揮しているという。また、インターネット専業の
ジャパンネット銀行も、顧客全員にパスワード生成器を送付している。
一方、みずほ銀は、顧客が通常の利用環境とは異なる接続先から
ネットバンキングの取引を試みた場合、追加で個人認証を求め、不正を防止する
サービスを来年春をめどに導入する。例えば、ネットカフェなど普段利用していない環境からアクセスがあった場合、「好きな食べ物は?」といった、本人しか知らない事前に登録した質問を追加して本人確認する。三井住友銀も同様の仕組みを検討中だ。
大手銀行の多くはパスワードを乱数表にし、毎回「何列目の何行目」というように暗証番号を変える防犯策も取り入れている。ただ、乱数表では組み合わせに限りがあり、被害防止としては「完全ではない」(大手銀行関係者)ため、新たな手法が必要になっている。
全国銀行協会が会員184行を対象に行ったアンケート調査によると、2006年に
ネットバンキングで預金などが不正に引き出された被害は43件、金額にして4300万円に達している。ネット環境が整備され、パソコンで残高照会や振り込む人が増える一方、スパイウエアなどによる被害は絶えない。
ネットバンキングでの被害は、昨年2月に施行された預金者保護法の補償対象に含まれておらず、補償は各行の判断に委ねられているため、利用者も細心の注意が必要だ。
posted by ネット銀行 at 23:05|
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